2003年公開 映画あたしンち
映画あたしンちDVDパッケージ テレビ朝日開局45周年記念
東映・テレビ朝日・シンエイ動画提携作品

「あたしンち」初の長編作品
本編上映時間:95分

2003年12月6日公開



来て来て!「あたしンち」!
情熱の90分、初のオリジナルストーリー!
タチバナ家を襲う運命のいたずら!?
(フライヤーキャッチコピーより)


ストーリー
日常生活を描いた作品「あたしンち」のタチバナ家が、ある出来事がきっかけで非日常の世界におかれてしまう。元の日常に戻るため、一家全員が立ち向かう。


映画の特徴
「あたしンち」は日常のあるあるを面白く描いていることが特徴ですが、原作では描かれない非日常的な出来事を通じて、「家族」というものが何かを考えさせてくれる作品です。家族と過ごす時間を大切にしてほしいというメッセージが込められていると思います。


スタッフ・キャスト
原作:けらえいこ
脚本:両沢和幸・高橋ナツコ
監督:やすみ哲夫
演出:牛草健
総作画監督:大武正枝
美術監督:沢登由香
撮影監督:箭内光一
色彩設定:野中幸子
色指定:下浦亜弓
編集:小島俊彦
録音監督:大熊昭
音楽:相良まさえ

制作統括:早河洋、楠部三吉郎
製作:木村純一、加藤良雄、長谷川貞雄
企画:遠藤茂行、福吉健
プロデューサー:増子相二郎、西口なおみ、斎藤幸夫、魁生聡
制作デスク:馬渕吉喜

「あたしンち」製作委員会:テレビ朝日・シンエイ動画・東映・メディアファクトリー・ADK
配給:東映

オープニング「さらば」
作詞・作曲:伊藤俊吾
編曲:相良まさえ
歌:渡辺久美子、折笠富美子

主題歌「あたしンち」
作詞・作曲・編曲・歌:矢野顕子(EPICレコード)

声の出演
母:渡辺久美子
みかん:折笠富美子
父:緒方賢一
ユズヒコ:阪口大助

月岡:拡森信吾
しみちゃん:的井香織
岩木:緑川光

ほか


見どころ
原作やアニメを見たことのない方でも楽しめるように、見どころを紹介。

しみちゃんとの友情
しみちゃんはみかんの大親友。みかんを理解する存在として原作やアニメでも描かれています(原作6巻 No.25など)。映画の中の騒動で、みかんがしみちゃんに悩みを打ち明ける場面は要注目です。

岩木君との恋
みかんが岩木君と恋をしたきっかけは、バスの中でペンを拾ってもらったこと(原作6巻 No.19)。アニメでも映画直前(2003年10月24日)に岩木君が好きになったエピソードが放送されました。映画の中では、さらに恋が深まる場面に注目です。

母の幼馴染との再会
母の幼馴染として描かれた月岡さんと再会して会話する場面は最も注目です。母(みかん)が月岡さんと話すことで、今まで気づいて来なかったことに気づく名場面なのです。


映画あたしンちを見るには、DVDが発売されている他、レンタルDVDや動画配信サービスで視聴可能です。またテレビでも放送される機会があり、CS放送「キッズステーション」では、フィルムからHDリマスターされた映像が放送され、DVDには収録されていない場面も放送されました。

映画の音響はDolby Digital Surround EXで制作され、DVDには5.1ch形式と2chサラウンド形式の2種が収録されているため、自宅でも映画館のような音響を楽しむことができます。


映画登場スポット
平安神宮
平安神宮
多数ある京都の名所のうち、修学旅行最終日に訪れた平安神宮はおすすめです。観光客でいっぱいの清水寺や金閣寺よりも落ち着いた場所で、ゆっくりと映画の雰囲気に浸ることができると思います。特に石の腰掛は、映画あたしンちならではのスポット。母とみかんが座った場所なのです。



映画特典
映画特典 ★前売券★
母ッ!どこでもホルダー
(画像左)

★入場者プレゼント★
母 おでかけパズル
(画像右)



総評
私がこどもの頃は、「家族愛」「友情」「恋」の3つがあって素晴らしいと評価していたように思う。共感というよりは、繰り広げられる展開の面白さを楽しんでいたかもしれない。ところが、みかん(17歳)の年齢を過ぎ、大学進学や就職をきっかけに実家を離れた今、家族や友人と過ごした時間があるあるを通じて思い出させてくれる作品であると感じる。家族と過ごす時間を大切にしようというメッセージをこども世代に伝えるのは難しいが、あたしンちという作品がきっかけの一つになればと思う。